戦国無双4 Empires その2

シナリオを一通りやってみたので、更に気になったことをいくつか。

・関係が深まる条件がよく分からない
親友・盟友・夫婦・忠臣・宿敵など、多種多様の発展があるのは嬉しいのですが、同じような手順を踏まえたはずなのに、あっさりと進展することもあれば、なかなか先に進まないこともあります。
友好度合いを示すパラメーターでもあれば分かり易いのですけれどそれもなく、条件が揃ったら問答無用で進展するので(一部はイベントを見ないことで回避できそうだけど、開けてみるまでどんな内容か分からない不親切設計)下手したらよく知らないモブ武将と厚い友情を育んでいることもあって残念な気持ちになる。
これまでのように条件が揃ったら一覧に載るようにして、そこから任意で選択という流れの方がよかったなあ。

・強くてニューゲームができない
周回特典自体はあるものの、武将個人の戦力アップに直結するものではありません。
低難易度でやる限りはあまり困りませんけれど、それでも忠臣になることで得られるレア武器の引き継ぎくらいはあってもよかったのではないかと思います。

・ミッションが邪魔
好みの問題でもありますが、戦国4シリーズのミッションはテンポが悪くなるので嫌いでした。
本作では人間関係の進展で発生するようで、中でも協力奥義で武将を倒せってミッションが面倒臭い。無視してもいいのですけれどね。

・武将の一覧表が雑
例えばイベント再生で登場する武将を選ぶ際、無双・一般・エディットで分かれていません。見付け出すのがかなり手間。
おまけに最後に再生したメンバーを記憶してくれない。今回は細かいところで粗さが目に付きますね。

・呼んだ馬が暴れる
戦国4から変わっていません。
ただ今作はマップが比較的コンパクトで、他のシリーズほど馬の重要性は高くないのではないかと思われます。

・ロードがちょっと長い
PS4にしては遅いかも。エディット武将の表示の遅さは特に気になります。


一通りやってみての感想としては、やはりエディット武将のバリエーションの少なさが残念。
それから勢力ごとの視点ですと、個人が成り上がっていく様が伝わり難く、立場によってイベントの内容が変わることもないのでワンパターンになりがちです。

恐らく史実とは異なるIFの世界を楽しむことが狙いで作られたゲームではないかと察せられますが、ワタシとしてはエディット武将個人の生涯を追うような形が望ましかったのですよね。例えば三國6Empのように。
そんなわけで期待したスタイルではなかったものの、無双らしい爽快感のあるアクションと、取っ付き易いシミュレーションの両立はできていると思いますので、Empとしては取り立てて不足を感じない内容になっているのではないかと感じました。

三國5Empみたく無料でエディットパーツが追加されていけば嬉しいのですけれど、昨今の傾向からしてDLC自体はあっても有料が基本でしょうなあ。
有料無料はおいとくとしても、音声は追加してほしい。男女各5種類では見た目は違っても中身が同じ人物が量産されてしまう。