まほうのレシピ

Prime videoで『まほうのレシピ』というアメリカのドラマを視聴しました。

3人の少女と魔法の料理本にまつわるお話。
子供故の大胆さや幼さによるドタバタ劇がベースで、魔法はだいたい想定を外れて混乱を招きます。

シリーズごとに敵対する何者かがいて、それが程よい緊張感を生み、続きがとても気になる。
後半は少しシリアス度が強くなるものの、コメディ色が強い作品なので、そんなに酷いことにはならない安心感もあります。

魔法の料理本の守り手(使い手)は代々移り変わっていて、かつては主人公のお祖母ちゃんたちがそうでした。
お祖母ちゃんズも子供の頃は主人公たちのように仲良く料理本を駆使していたのに、魔法をきっかけに仲違いして禍根を残してしまったという経緯があり、それが物語りに深みを与えています。

アメリカののどかな町並みが見た目に楽しく、作中でお馴染みのカフェの雰囲気がとても良い。
更に作る料理がとても美味しそう・・・だったら良かったのですが、アメリカンスイーツらしいパステルカラーの派手なビジュアルは日本人の感覚ではあまりそそられないのがちょっと残念。(食べた人の反応を見る限り、必ずしも味が優れているとは限らない模様)

『ミステリー・シティ』という主要人物を一新した続編もあるのですが、これまでとはまた違った楽しみ方ができるお話ですし、シリーズをずっと追っていたからこその喜びもあります。
全部で5シーズン超えの大ボリュームながら、一気に見てしまいました。