おおかみこども

『おおかみこどもの雨と雪』を2度目の鑑賞。
同じ作品を2度映画館で見るというのは人生2度目のことで、ワタシとしてはちょっとした事件です。

この映画、見終わった直後はそこまで高評価じゃなかったのですよ。
設定は奇想天外ながら、ストーリー自体は日常をあるがままに描いていて、その上敢えて演出を控えめにしているところがあるので、決して派手な作品じゃないのです。
なので、ちょっと物足りなさを覚えたものでした。

ところがこれがやけに気になって頭から離れない。
小説をはじめ、関連書籍を片っ端から読んで、ますます気になる一方でしたので思い切って2度目の映画館へ。

初回はなるべく情報を入れないで見て、純粋にストーリーを追っていました。
2度目は絵や音楽、声といった技術面を見たいと乗り込んだつもりでしたが、それに熱心だったのは序盤だけで、あとは普通に楽しんでいましたね。

初回より2度目の方がずっといい。
同じお金と時間を使うなら、まだ見ていない作品に使った方が、などという後悔は微塵も無し。

前作の『サマーウォーズ』を劇場で見なかったことにひどく後悔しましたから、今回は躊躇わずに衝動に従ってよかったです。
DVDが出たらこれも繰り返し見ちゃうと思うな。