シリーズ7は振動の強さを弱・中・強と3段階から選べる仕様だったのが、シリーズ9ではそれができなくなりました。と言うか、自動判別になったようです。(その実感はありませんが)
作動音はシリーズ7の「弱」相当でしょうか。シリーズ7はほとんど「中」にして使っていましたから、好意的に見るなら、振動の強さはそのままに音が小さくなった、と言えなくもない。のかな。
洗浄機はこれまでの機種より、洗浄直後のしっとり感と、柑橘系の香りがだいぶ和らいだ気がします。
内部で小さなドライヤーを使っているかのような作動音からして、これまで以上に乾燥されているようです。
急速洗浄…だったか、乾燥を省いた洗浄モード(でしたっけ?)がなくなりましたが、シリーズ7では1度も使ったことがないから、別段支障はないかな。
その他、洗浄機にシェーバーを正しくセットすると電子音が鳴る。未使用時(充電完了時)は完全に消灯する。排水口の手入れがし易くなった。
いずれも地味ではありますけれど、有り難い変更点じゃないかと思います。特に洗浄機の排水口は数年単位で使っているとまず間違いなく詰まりますから、手入れのし易さはそこそこ重要じゃないかと。
一方、洗浄液カートリッジを後方からセットする仕様に変わってしまったのは頂けません。後ろからじゃ電源コードが邪魔。
また、奥行きが増して、少し大柄になったのもマイナスポイントです。
それから、替刃がシリーズ7より更に高い。
直前までスタメンだったシリーズ7並みに使い込むと仮定すると、現役から退くまでに2〜3回は交換することになりそうか。
トータルでは考えたくない負担額になりますなあ。
これはプラスかマイナスか悩むところですが、洗浄機の汚れメーターがあっさりとMAXに達します。(シェーバー側は汚れ度合いを示すメーターは廃止されて、ランプでお知らせするのみになった)
シリーズ7の洗浄機は3〜4回シェービングして1段階。対して、シリーズ9は2〜3回で3段階(MAX)になることも。
それによって洗浄液が短命にならなければいいのですけれど、ちゃんとセンサーが働いている感は得られます。
もしセンサーの精度が同等なら、シェーバーの仕事率が上がっていることの証明になりますねえ。
いや、でも、ちょっと早過ぎるか。
写真はたぶん前回分かり難かったであろう、このポジションでヘッドを固定して、手前側(写真 左)の網刃を使うようにして、鼻の下を剃るといいよ、の図。
顎の下もこのポジションがいいかもしれない。