夏色ハイスクル★青春白書(略) その3

少しくらいはいいところも書いておこう。
まず、ロードが少なくて、この点に関してだけは快適です。
1日の始めに少し時間を取られる程度で、その日の行動終了まで目立った待機画面はありません。これは嬉しい。

それから、同伴の時に話し掛けてくれることと、自転車に2人乗りした時の芸の細かさ(この場合も話し掛けてくる)は、ひどく雑な印象が強いこのゲームにあって、数少ない工夫らしい工夫と言えます。
ちょくちょく引っ掛かるNPCにはイラっとさせられるのですが…。

公式がPHSと名付けた、パンツのデザインが変わるシステムも面白い。(だが、何故これができて他がいい加減なのか問いたい)
正直言って盗撮は飽きるのが早いのですけれど、今日はどんなデザインなのだろうと確認するだけなら、立っているキャラの近くに行き、右スティック操作だけで済みますから、隙をついて撮影するよりずっと簡単でちょっとした息抜きにもなります。

思い付く限りではそのくらいでしょうか。
他はマイナスがプラスを凌駕して、あまりいい印象として残っていません。

これまでにない(なさそうな)ゲームを作ろうとした気概は買いたいところですけれど、完成には程遠いというのがいちプレイヤーとしての感想です。
とは言いつつ、購入から1週間ほど経った今も、他の(もっと完成度の高い)ゲームと同様に時間を掛けて遊んでいます。

他のゲームではだいたい10日間くらいがピークで、やれることをやり尽くしたその後は緩やかに離れていくことが多いのですが、夏色ハイスクルはまだまだ終わりが見えません。それも意外と楽しんでやれています。
全ては攻略サイトのおかげ。イベント・クエスト関連でほとんど引っ掛かることがなくなり、それでも避けられない不親切なシステムは慣れでカバーしている状況です。

この調子がいつまで続くかは分かりませんけれど、ゲームの寿命は想定以上に長くなるかもしれません。
人にはまず勧められないゲームですけれどね。この手のゲームを全然やったことがなかったので、新鮮に感じているところがあります。

発想は面白いと思いますから、第2弾、3弾と出すことがあるのなら、よりブラッシュアップされて遊びやすく、楽しいゲームになる可能性は秘めているんじゃないでしょうか。
その前にバグもかなり確認されているので、アップデートでできる限り完成度を上げてほしいものですが。