よるのないくに

PS4版です。あまり事前に情報を集めずに買ってみました。
途中まで(2/3くらい?)やってみた感想としては、うーん…。

戦闘は簡単操作でなかなか派手なアクションなのですが、驚くほど手応えがありません。
ゲームが好きな人が言うところの、敵が軟らか過ぎるという意味ではなく、もっとシンプルに物理的な意味合いでです。

戦闘スタイルで近いのは無双シリーズやドラクエヒーローズなどですが、それらにはあった爽快感がこのゲームには全然ありません。
雰囲気は近くとも、本質は大違い。似て非なるとはこのことかと思ってしまいます。

なにが致命的に不足しているのか分かり兼ねるのですけれど、たぶんSEが足りていない。
こちらが斬る音はあっても、斬られている側の音がほとんど聞こえません。更にはリアクション(仰け反り)も圧倒的に少ない。

だから吹き飛ばし効果のある攻撃を除き、実体を攻撃している感覚が掴み難いのです。
その上でライフゲージだけが減っていくという具合。ついでにザコ敵のゲージも小さくて見難い。カメラワークも悪い。
総じて戦闘が楽しくありません。

それからまだエンディングまで達していない中で言及していいものか悩むところですが、シナリオや演出も上手くない印象です。
絵より文字で伝える傾向があり、事前に触れておいてほしいシーンがない。
度々プレイヤーが置いて行かれている感があります。

戦闘とストーリーは重要な要素になっているゲームだと思われるのですけれど、どちらもあまり良い感想を持てません。
進行で特に引っ掛かるところはないのでまだいいものの、これで無駄に難易度が高かったらやり始めたその日に匙を投げていた恐れがあります。

とは言え、やる気になれないことに変わりはなく、例えばここで文句を垂れ流しながらも毎日のように遊んでいた他のタイトルとは異なり、ソフトが手元にあることすら忘れがちです。
せめて戦闘だけでももっと楽しくなるように作り込んでほしかったなあ。