THE KING OF FIGHTERS XIV

勘違いじゃなければ、その昔セガサターンかプレイステーションで1作だけやったことがあるような気がしているのですが、その程度の記憶なので本作が初めてのKOFと考えていいでしょう。
格闘ゲーム自体あまり経験がなく、その少ない経験のほとんどはストリートファイターシリーズで構成されています。最後にやった格ゲーはPS3のスパIV AE。自信を持って下手くそと胸を張れる腕前です。

今回KOF XIVに手が伸びたのも、なんとなく気が向いたから、の一言に尽きます。
コマンドはおろか、キャラクターの名前を覚えるところからのスタートです。

多少なりとも格ゲーに慣れている人はコンボを繋げたり、相手の隙をついたり、逆に自分の隙を潰したりすることに労力を注ぐのかなと想像しますが、万年素人のワタシは兎に角派手な大技を当てたくて仕方がありません。
あとは勝てればそれでいい。

アケコンはないので専らノーマルコントローラーでの操作になるわけですけれど、その大技を出すのに一苦労。
半回転2回とかやめてほしい。トレーニング中ならまだしも、実戦では偶然以外で出せる気がしません。ましてや当てるだなんて。

やたらと技を出すのを控えると、単発の拳や蹴りを当てるだけの地味な画に早変わり。
どういう時にどんな行動に出ればいいのか、セオリーが全く分からないのですよね。

ヤムチャとシェン(神様)の試合をご存知でしょうか。
無暗にジャンプしちゃダメとか、足元がお留守とか指摘されながら軽くあしらわれておりましたが、きっと熟練のプレイヤーと対戦したら似たような、或いはもっと無様な状況が再現されると思います。

そんな初心者の助けとなっているのが、□ボタンを連打するだけでちょっとしたコンボが繰り出せる「ラッシュ」です。
ただ、簡単にコンボが繋がるものの、それでも初心者には、いつでも自在に決められるというほど万能ではありません。キャラによっても出し易いのと、そうじゃないのがいるようです。

とは言え、最弱設定である程度使い慣れたキャラでやる前提であれば、そうそう負けることはないので、全く勝てなくてストレスを溜めるゲームではありません。
体感ではスパIVよりも楽に勝たせてくれてる気がする。その点は救いだったかな。

そんなわけで、万年素人でもなんとかなりますが、やっぱり格ゲーは全く向いてないなと思い知らされた1本でした。
ストーリーモードを初めてやった時に開放されたムービーから一向に増えないのですけれど、これはなにが条件なんだろう。まだけっこうな数残っているのですが。