とても気になっていたレンズなのですが、詳細なスペックが公開されてより興味が湧きました。
スペック表を見る限り、これと言った不満点は見当たりません。
特に320gという軽さと、オリンパスの12-40mm F2.8に匹敵する最短撮影距離と最大撮影倍率が魅力。
お値段は安くはないけれど、予想を大きく超えるほどでもない。12-40mmを持っていなければ一も二もなく飛び付いていたかも。
パナソニックは比較的軽量コンパクトで、良く言えば王道、悪く言えば定番過ぎて面白味に欠ける焦点距離・F値のレンズを出す傾向があります。
軽量コンパクトでも写りは比較的大きく重いオリンパスに見劣りしませんし、強いて欠点を挙げるなら、最短撮影距離と最大撮影倍率が平凡な印象でしたが、それもLEICA 12-60mmに関しては申し分なし。
もし買ったとして、オリ12-40mmと併用する自信があるだろうか。
F値はオリ12-40mmの方が明るく、LEICA 12-60mmの方が少しだけ望遠に融通が利く。
サイズはだいたい同じ。重さはLEICA 12-60mmの方が少し軽い。ボディはE-M1なのでマッチングはオリ12-40mmに分がある。
F2.8-4だとF2.8で撮れるのはワイド端から数mmってところでしょうから、F2.8通しとの差は思いの外大きいのではと思われますが、それ以外の項目では同等か、LEICA 12-60mmの方が有利と言えます。
ズームレンズに対してはそれほどF値へのこだわりはないので、LEICA 12-60mmの写りが申し分なければ、オリ12-40mmと併用どころか置き換える存在になり得てしまうなあ。
この2本の使い分けを想定すると、F2.8通しで遊び甲斐のあるオリ12-40mmは普段使いに。少し望遠域に余裕があり、軽量なLEICA 12-60mmは旅行用にっていう感じか。
近年は旅行の回数がガクンと減っちゃったから、だいぶ偏りのある使い分けになってしまいますけれども。
もっとも、今は一眼レフのD7200が楽しく頼もしく見えているので、マイクロ4/3のシステム増強は全然急いでいません。
LEICA 12-60mmの実力のほどと、オリンパスの出方をしばらく窺った上で、改めて考えたいと思います。