こちらはPS4タイトル最初期のソフトで、PS3用に発売されていた真・三國無双7と、真・三國無双7 猛将伝をひとまとめにしたタイトルです。
三國7と三國7 猛将伝は過去にPS3で満足のいくところまで遊んだゲームですが、唐突にまたやってみたいな、どうせならPS4でやってみたいな、という欲求が芽生え、偶然にもダウンロード版がセール中で背中を押された気分になって購入してみました。
なお、三國7シリーズはクロスセーブに対応しているので、ハードに関わらず、セーブデータを引き継ぐことができます。
シンプルに言うと、PS3版の三國7 猛将伝で遊んでいた、ほぼそのままの状態でPS4版の三國7 with 猛将伝を遊べるということです。
「ほぼ」に含まれないのがDLCで、一部発掘できませんでした。
ゲームを起動する度に、DLCが削除されましたよと注意されるのですけれど、なにがそれに該当するのかもう覚えていないですし、起動ごとにがっかりさせられるので、この注意コメントは1回限りでやめてほしい。
新作というわけでもなく、なんならPS3版を遊んだときに雑感はどこかで話したはずですから、改めて多くを語ることもないかなあと思っているのですが、三國7は真・三國無双シリーズで1・2を争うくらい好きかもしれません。(「かもしれない」と曖昧な表現なのは、PS2時代のシリーズはあんまり覚えていないからです)
正直なところ、三國6のマイナーチェンジと言われても仕方ない内容だとは思うのですけれど、ここは完成度の高かった三國6を更にブラッシュアップしたと好意的に受け止めておきましょう。
IFシナリオがお気に入りで、あのときあの場所であの人があんなことにならなければ、この戦いでも大活躍して我が軍を勝利に導いてくれたはずなんだ。といったIFを実現させて、史実とは異なった世界線を楽しむことができます。
要は仲間の屍を越えていくノーマルエンド(史実ルート)とは別に、味方が誰も死なないトゥルーエンド(IFルート)が用意されているわけです。
各勢力ごとに命運を分ける大きな戦いがありまして、史実ルートでは退場してしまう人たちが、IFルートでは援軍に駆け付けてくれて、これがまたたいへんな胸熱シーンになっています。
こういうもしもの展開は、歴史ものなら一度ならず妄想しませんか。日本史なら織田信長が本能寺で生き延びていたらとか、坂本龍馬が暗殺を回避していたらとか。
そういった夢の展開を見ることができる上、三國6譲りのドラマ・演出に力が入れられていて、無双シリーズらしくアクションは派手で気持ちよく、比較的新しいシリーズですから登場するキャラクターも多く、やり込み要素の将星モードも楽しい。
三國7 猛将伝は、初期ではあんなに存在感を漲らせていたのに、近年ではでかい口を叩くだけの役どころに落ちぶれてしまった感のあった呂布にスポットが当たっているのが個人的には嬉しいです。
発売が予定されている三國8ではシリーズ初のオープンワールドが採用されるなど、大きな変化が予想される次回作ですけれど、それだけ三國7は従来のスタイルでやれることを詰め込んだタイトルであったことが窺い知れます。
とまあ、多くは語らないと断っておきながら、そこそこ長くなってしまいましたけれど、一言で申しますと真・三國無双7が好きだったとようやく気付いたというお話でした。