13日の金曜日をモチーフにしたオンラインゲームがありまして、オンラインゲームとスマホゲームには縁がないワタシですが、人がプレイしているFriday the 13th The Gameの観戦を楽しんでいます。
どんなゲームかと申しますと、8人のプレイヤーからランダムで1人がジェイソン役を割り振られ、残った7人がひたすら逃げるというもの。
逃走者は修理した車やボートで脱出するなり、電話で呼んだ警察に保護されるなり、制限時間を逃げ切ったりすれば勝利。ジェイソンは単純に殺戮するだけ。
細かいルールの説明は省きますが、圧倒的にジェイソンが強く設定されており、逃走者が勝利条件を揃えるのは運も絡んでいてかなり難しい。
かと言って、ジェイソンはジェイソンで全員を始末するのは至難のようです。
勝敗がシンプルで分かり易いのがゲームの観戦としては好条件と言えます。乱暴に言えば、物騒な鬼ごっこですからね。
加えて、最長でも20分。多くの場合、それより早く1ゲームが終わる回転の早さと(ジェイソン役のプレイヤーが慣れている場合は)展開の早さも相まって非常に見易いゲームになっています。
ネガティブな面としては、逃走者同士の無意味な殺し合いや不正行為が横行していたり、偶然か故意か接続が切れて途中退場する人が居たり、度々バグが見受けられるのが残念。
その辺りに目を瞑れば、オンラインゲームのゲーム実況動画としてはこれまで拝見した中で指折りの面白さです。
逃走者同士がその場の判断で助け合ったり、無情にも見捨てたり、積極的にジェイソンに向かって行ったり、ひたすら逃げ惑ったり、プレイヤーの個性が垣間見えるシーンが楽しい。
特に知らない人同士でありながら阿吽の呼吸でフォローし合う姿にドラマを感じます。基本的にオフライン専用のコンシューマゲームしか遊ばないワタシには羨望すら抱くシーンですね。
知人同士で組んでる場合もあるようですが、やっぱり即席のチームの方が見応えがあります。
ルール上は問題ないものの、最初からチームプレイでしかも好戦的にやられると、さすがにジェイソン側が気の毒ですし、中には内輪笑いのお遊びプレイで白けさせることもありますからね。
その点、即席チームは必ずしもお互いの要求に応えられるかどうかは分からないので、その分チームプレイが綺麗にハマったときは観戦している身でありながらも胸が熱くなります。
そういう好プレイを目の当たりにすると、ほんの少しだけオンラインゲームを試してみたい気持ちも芽生えますね。
余談ですけれど、映画の13日の金曜日にジェイソンが登場するのは2作目からで、トレードマークのホッケーマスクを装着するのは3作目からだということを今更ながらに知りました。
チェーンソーは使わないんだぜ。という使い古された情報は散々聞かされ続けて、今や鬱陶しい気分になるだけなのですが、もっと基本的なところを知らなかったのだなあ。