ドラゴンボールを題材とした格闘ゲームのオープンβテストを体験してみました。
オープンβ用のソフトをダウンロードすれば、誰でもプレイ可能な体験版ですね。
ドラゴンボールについては思いのたけを語り始めたら永久と同等の時間を要することになりそうなので控えますが、一言で言えばワタシにとって人生の教科書です。
ただ、その情熱と敬意は原作の漫画と、ドラゴンボールZまでのアニメや劇場版のみに限られ、GT以降のシリーズは恥ずかしながら(あまり)存じ上げず、ゲームに至っては数えるほどしかプレイしていません。
その数えるほどのゲーム体験も決して充実していたとは言い難く、率直に言えばプレイが下手過ぎてあまり楽しめませんでした。
最後にやったのはPS2で、タイトルはそのまま「ドラゴンボールZ」だったかなあ。丁度ドラゴンボールが再ブーム・・・という表現は語弊がありますが、非常に盛り上がっていた時期で(今もある意味そうなのかな?)いちファンとしては非常に楽しかった時代でもあります。
そんなわけで原作はとても思い入れが強いのですけれど、ゲームはほとんど知りません。
ですが、ファイターズはこれまでのドラゴンボールのゲームとはちょっと違うぞ、と思わせる雰囲気があり、せっかく気軽にできるオープンβ版があるのだからとちょっとだけ触ってみました。
「2.5Dバトル」と表現されているように、2Dによるアニメらしい整ったデザリングと、3Dによる現代のゲームらしい奥行きのある豪快な演出が上手く融合されていまして、原作・アニメファンにも、ゲームファンにも納得の描写がされています。
加えて、格闘ゲームに疎いワタシには判断し兼ねるものの、聞くところによると、純粋に格闘ゲームとしての出来も良い、というお話です。
そんな御託を並べずとも、プレイ画面を見ればドラゴンボールが好きな人なら目を奪われること間違いなし。
初めてこのゲームのプレイ画面を見た時は、ニヤニヤが止まりませんでした。大技でフィニッシュした時の演出で、地形が変わるほどのド派手な引きの画なんて堪りません。
演出は派手なのですが、ゲームプレイがだれない程度のテンポ感なのも秀逸。
3on3制チームバトルというルール自体は他のゲームにもありますけれど、それらとはまた違ったゲームデザインで、登場キャラクターの多い原作の利点を活かせているとも思います。
またコマンドがシンプルで、ボタンの連打だけでもコンボがつながり、比較的難しいコマンドでも、いわゆる波動拳コマンドと同程度の難易度に留まっているため、初心者にも優しい操作性です。
それでいて自分より格上の相手とオンライン対戦で当たると、初心者丸出しのワタシなどは手も足も出ずに負ける辺りに、格闘ゲームとしての奥深さも窺い知れます。
口うるさい原作ファン視点ですと、孫悟空の道着のデザインや、孫悟飯の青年期の設定などには、おやおや?と感じるところもありますが、最新のアニメの設定に合わせてのことでしょうし、そんな細かいことなどどうでもよくなるくらいプレイして楽しいゲームであることが伝わってくるオープンβ体験でした。