MediaPad M3 Lite 10 wp

古くなって動作も重くなったノートPC(サブのPC)の代わりをずっと探していたところ、HUAWEIのMediaPad M3 Lite 10 wpを試してみることにしました。
今やスマホでもできる程度のことでしか活躍の場がなくなっていたので、サブPCの役割であればタブレットでも十分だろうという判断です。

microSDなどでストレージの拡張ができること、気持ち良く動画や画像を見られる綺麗なディスプレイを備えていること、余裕のあるバッテリーを積んでいることなどなど、色々と必要条件を満たしている機種を追い求めた結果、こちらに行き着きました。
名前の通り、メディア特化というコンセプトがまさにワタシが求めていたタブレットPCそのものではないかと考えています。

「MediaPad」の名が示すコンセプトに違わず、画質と音質が良いですね。
勿論「タブレットPCとしては」という注釈付きではあるものの、タブレットPCに備わっているディスプレイとスピーカーとしては十分でしょう。

特にスピーカーは(申し訳ないですけれど)全く期待していなかったので、思いの外音質が良く、音量も取れることに驚かされました。
もっと良い音質が得られるBluetoothスピーカーやヘッドフォンも持っていますが、これだけ鳴れば手軽さ優先で内蔵スピーカーでもいいかも。
また、イヤフォン・ヘッドフォンで聴いても良好です。ただイヤフォンジャックの位置はやや不便。

処理能力は必要十分です。YouTubeやニコニコ動画などの動画も快適に見られます。テレビを見るには付属のアンテナを付ける必要があり、フルセグは他のデバイスと比べても安定していないのが残念。
バッテリーは2〜3日使っても平気なくらいスタミナがあり、且つ一桁%からの充電でも2時間そこそこでフルまで溜まります。

手持ちのスマホもandroidなので、ログインするだけで必要なアプリのダウンロードなどが簡単に済んだのも助かりました。
ノートPCの代わりと言うよりは、大きくなったスマホと言う方がイメージが近いと感じますが、ワタシが想定している役割は難なくこなしてくれそうです。

少し引っ掛かったのは、パッと見で満充電を知らせる手段がないこと。(充電中にランプが緑色に点灯したら90%以上の残量であることを示すだけ。緑色になったらディスプレイで「充電完了」の表示を直接確認するしかない)
タブレットPCどころか、他の充電式の製品でも当たり前にできるようなことができないのはかなり惜しいです。

それにしても今や3万円台でも、これだけの物が買えてしまうことに驚きを隠せません。
これで本体のストレージに余裕があったら言うことなしです。

ストレージと言えば、4年近く使い続けているスマホが気付いたら残り1GBくらいになっていて、どうしたものかと頭を抱えていたのですけれど、このタブレットPCとデータ量を分散させることで解決できたので非常に助かりました。
特に映像系のコンテンツは(おそらく)権利の問題でmicroSDに移せないし、データがデカいし、少しでも大きなモニターで見たいしで、スマホよりはタブレットPCの方がまだ適役でしょう。

なお、添付した写真は別売りのカバーを付けています。
キーボードが付属しているカバーを買ったのですけれど、「Y」のキーが他のキーより深く押し込まないと反応しない不具合を抱えていることに気付いてかなりがっかりした上、物理キーボードを使ったところでPCと同じ使用感になるわけではないと思い知り、それならタブレットPCならではの使い方をした方が建設的かと考えを改め、カバーだけ使うことにしました。