エンディングを迎えました。
ストーリーの結末には思うところがあるものの、それよりも無事にクリアできたことへの安堵の気持ちの方が大きいです。
7割くらいは物凄く楽しく、3割くらいはもう二度とやりたくない要素に苦しめられたゲームでした。
イベント戦や一部のミッションさえなければ、もっと気持ち良く遊べるゲームになっていただろうと、とても惜しくなります。
もっとも、ストーリーに対する感想もそうですが、あくまでも個人の好みの問題で、作品としての良し悪しの話をしているつもりはないことをご理解下さい。
それにしても探索が楽しい舞台でした。
カルト教団の餌食になっていなかったら、さぞかしのどかで過ごし易い町だったであろうことが想像できる舞台で、車やヘリコプターで移動しているだけでも楽しいのです。
その中でふと目に付いた家屋などに入ってみると、ミッションが発生したり、パークポイントがもらえる嬉しいアイテムなどが落ちていたりするので、余すところなく回りたい気持ちに駆られます。
エリアボスを倒すとその地区が解放され、カルト教団の姿はほとんど見られなくなり、安全に移動することができる・・・と思っていたのですけれど、たまに遭遇する一般NPCが意外と邪魔です。わざわざこちらの進行方向に突っ込んできたりします。
仮にうっかり車などで轢き殺してしまってもペナルティはないようですが、折角危険な連中を退けたのに、しょうもない事故で死なせてしまうのは少なからず胸が痛みますよ。避けた先に木があってこっちの車が廃車になってしまうパターンが1番厄介ではありますけれど。
エイムが下手なので戦闘に不安があったのですが、オートエイムがちょっとクセがあるものの、発動すれば非常に優秀な追従性能でたいへん助かりました。
M60(ライトマシンガン)やロケットランチャーなどの強力な武器や、とても頼もしいスペシャリスト(傭兵)の存在もあり、ワタシのようにシューティングが苦手なプレイヤーでも楽しめるゲームになっていたのは有り難かったです。
一方で、思いの外アクション要素が強いパートがあり、特に狭い足場をジャンプして進んで行くのが大嫌いなので、ミッションによっては非常に苦痛でした。
こういうのがイヤで往年の横スクロールアクションゲームから手を引いたのになあ。FPSでやらせるかね。
陰鬱な雰囲気すら漂う世界観でありながら、主人公に協力してくれるキャラクターはどれも個性的で、そこかしこでNPC同士の何気ない会話が行われるなど、1人で戦っているわけではないのだと嬉しくも頼もしくも感じます。
同じメンバーばかり連れ歩いていると、何度も同じ会話が繰り返されて少し鬱陶しくもありましたけれど、それを差し引いても演出面がとても丁寧でした。
クリア後に新要素が解放されるといったことはなさそうなので、あとはやり残したミッションや収集要素などをこなすか、ファークライアーケードと呼ばれる、ユーザーが作ったマップをプレイしたり、自分でマップを作ったりする本編とは無関係なモードを遊ぶことになるでしょう。
アーケードは残念ながら、まだ楽しみ方が今一つ解っていません。一般人が作ったマップですから、当たりハズレも大きいのでしょうね。
強いて言えば、解放したカルト基地を再び全て敵に明け渡すリセット機能があり、これで何度でも基地攻略を楽しむことができます。
実際、個人的に最も楽しかったのはカルト基地の攻略なのですが、さすがに同じ基地を攻略し直すというのはモチベーションが上がりませんね。
せめてリセットする基地を個別に選べたらもっと気楽に遊べたと思うのですけれども。
あとはDLCの配信が予定されているそうなので、それを座して待ちましょう。
早速シーズンパスを買ってみたのですけれど、余計な制限がなく、手持ちの武器やスペシャリストを自由に使える、通常ルールでやらせてくれることを切に願います。