続くお別れ

子供の頃からお世話になっていた理髪店さんが、この夏いっぱいで閉店してしまうと聞いて愕然としています。
50年近く営業なさっていたそうです。

ワタシが利用していたのはその内の15年くらいでしょうか。いや、20年に届くかな。
簡単なやり取りだけでこちらの要望が伝わり、ちゃっちゃと切り始めてくれるので、非常に話が早くて助かっていました。

加えて、髪を切ってもらうこと自体が苦手なのと怠惰な性格のせいで、髪を切らねばと決心がつく頃には、すっかり伸びに伸びてもっさもさな状態なのですよ。
お店の方にしたら厄介な客だったことでしょうけれど、イヤな顔一つしないどころか、ワタシが子供だった頃からの顔馴染みと思って頂けているのか、正規の料金よりお安くしてもらっていたのです。

家からは少し距離があって、車じゃないと行けないという立地ではあったのですが、そこまで良くしてもらっていては他のお店に行こうなんて気が芽生えません。
そんな馴染みのお店が閉店してしまうのは痛恨の極みです。

もう他のお店で髪を切ってもらった記憶が薄いので、どう要望したら希望する髪型にしてもらえるのかさっぱり分かりません。
行けてあと1回かなあ。寂しい。