NieR:Automata その3

最終エンドロールまで到達しました。ゲームクリアです。
濃ゆいゲームでしたねえ。シナリオも、キャラクターも、映像も、音楽も、演出も、ゲームシステムも濃ゆい。

何日も掛けてクリアしたゲームのエンディング画面は、多かれ少なかれ脱力して眺めているのですけれど、このゲームはそれがひと際深かったように感じました。
最終エンドロールはアクションRPGであることを失念させるような内容でして、そこでこそ自分は今なにをしているのだろう、という気持ちになったものですが、それに見合うだけのご褒美は用意されていたと思います。

オート操作の気楽さと、雰囲気が自分に合っていそうという予想はその通りで、加えて、巨大ロボや乗り物などのメカはそうでもないのですけれど、アンドロイド、人型ロボット、バイオノイドといった人造人間はしばしば惹かれることがありまして、特に自我が芽生えたロボットと人間との境界を扱っているようなお話が好きで、ニーア オートマタはまさしくな作品でした。

見た目は人間離れしたメカメカしい姿だけど、言葉や行動は人間であろうとする者がいる一方で、見た目は人間そのものなのに、無感情な機械人形に徹する者がいたり、そんなアンドロイドたちのドラマが節々で琴線に触れます。
それも決して良いことばかりではありません。そこがまた良い。

いやあ、良いゲームでしたね。GRAVITY DAZE 2でも何度もそう思ったものですけれど、こちらもまた何度となく思いました。
自分の腕では難しそうと、プレイこそしてはいませんが、バイオハザード7や仁王といったタイトルもとても良さそうに見えますし、本当にここ最近発売された日本のゲームは一味違います。
海外は海外で相変わらずスケールが大きいですし、この傑作ラッシュがいつまで続くのか非常に楽しみ。

最終的に解放される要素として、プレイステーションではお馴染みのトロフィーが買えてしまいます。(勿論ゲーム内マネーです。終盤はだいぶ余る)
これほどのゲームでそれをやるのかと。このゲームのなにが1番好きかと言えば、こういうところです。