ドラゴンクエストXI その2

引き続き久しぶりのドラクエを堪能しております。
じっくりのんびりやりたいのに、面白さがそうさせてくれません。

とは言え、ひどく足早にやっているつもりはないのです。
なのにプレイ時間だけ見ると、思いの外時間の進みが早くて愕然とします。
それもドラクエ7で感じられた、先が長すぎて気が遠くなるような停滞感はなく、楽しく遊んでいたらこんなに時間が経っていた、という感覚なので至福そのものです。

クリア前に迂闊な感想は控えたいところではありますけれども、ワタシのようにドラクエ9や10で、自分がやりたいドラクエとは違う方向に行かれちゃったなー、と思っていた人には待望のドラクエになっているのではないでしょうか。
そうそう、これこれ、こういうドラクエをやりたかったんだ。と思えるタイトルに仕上がっている印象です。

過去作のオマージュが散見されて、これまでのシリーズを遊んできたプレイヤーはより楽しい一方で、本作が初めてのドラクエだという人も、そもそもこのようなオーソドックスなRPGが初めてという人も、ストーリーを進めるのに迷うようなことはほとんどないでしょう。とても丁寧に作られているように感じます。

ドラクエ3や9のようなキャラクターを自分で作成してプレイするスタイルは、仲間が主人公以上に(戦闘員的にも、登場人物的にも)無個性になるので、ワタシはあまり好ましくなかったのですが、今作は作り込まれたキャラクターを仲間にしてわちゃわちゃと旅ができて楽しいです。
ひとエピソード進んだら仲間に話し掛けて、その場の気持ちを共有したい。やっぱりちゃんとリアクションが返ってくる仲間と冒険したいですよ。

それから今作はラスボス、いわゆる魔王に存在感があって、打倒魔王の気持ちを高めながら冒険できるのが嬉しいです。
過去作の中には魔王のキャラが弱過ぎて、ただストーリーの最後に戦う相手に成り下がっていたタイトルもありましたけれど、今回の魔王はいい感じに憎らしくて素敵。