真・三國無双8 その2

現在までに文鴦以外の89名までプレイアブル化済みで、曹操、大喬、劉備、ホウ統、王元姫、張春華、辛憲英、貂蝉、呂布、董卓、張角でストーリーモードをクリアしました。(なんで文鴦だけ解放されないんだろう…)
全キャラクリアを目指しているわけではないですが、先はまだまだ長いです。

一通り遊んだとはとても言い難いものの、そこそここのゲームの理解も進んだかなと判断して、感じたことをあれこれ書いていきたいと思います。


・オープンワールド
オープンワールドと一言で言っても、作品によって様々な形がありますが、真・三國無双のオープンワールド化としては、概ね納得できる舞台を作り上げていると感じます。
探索や寄り道する楽しみが薄いのが残念ではありますが、自分なりにこうだったら良いのにって妄想をしてみても、何かしら問題が伴うことに気付くのですよ。
基本的に道なき道を馬で駆け抜けるか、ファストトラベルで飛んでしまうので、途中にイベントや見所があっても気付かないかもしれません・・・。

更に難点として、景色が地味で延々と同じような風景が続くように感じてしまいがちです。独特の雰囲気が感じられ、且つ人の住処となっているのは南中くらいでしょうか。
実際は他にも有名な観光地が再現されていたり、秘境と呼べそうなインパクトのある大自然もよくよく探せば見付かったりするものの、中国の地理に特別詳しくない限り、全体的な印象としては地味の一言に集約されてしまいます。

それもある程度は仕方ないとは思うのです。当時の中国(日本では卑弥呼の時代より更に前だったはず)をデフォルメしつつ再現するという方針でしょうから、あまり現実離れした舞台を作るわけにはいかなかったのでしょう。
それでも、だだっ広いだけの何もないエリアが多過ぎるというのは否定できないので、その点はもっと工夫が欲しかったですね。


・アクション
今作は抑えめのアクションで、敵兵のワラワラ感ももう一つなので、無双シリーズで最も期待される爽快感がイマイチです。
発売前のプロモーションの段階でもアクションが控えめになることは聞いていたものの、どうしてそうしたのか現時点のプレイヤー視点では解りませんでした。
現実離れした武器は外したというのもやっぱり残念な気持ちの方が強いですし、別段あっても不自然ではなかったような。何が問題になったのでしょうね。

操作システムも一新されました。これに関しては肯定否定の気持ちが半々かな。
ベストは従来のシステムに、新システムを加えること。開発の手間は掛かることでしょうが、共存はできたのではないかと。

それから、敵が従来の真・三國無双シリーズより守りが固いのも気になるところです。
アクション面だけに限っても、難易度はちょっと上がっていますね。「天国」でもガードしやがります。


・戦略
これが最も本作で変わったところでしょう。オープンワールド化はこれの副産物なんじゃないかと思えるほどです。
これまでは全てのステージ、主要なミッションを踏破していかなければクリアできなかったところを必要最低限だけこなせばよくなったので、急いでクリアしようと思えばいくらでもスピードアップすることができます。

一方で、制限時間がなくなったため(一部のミッションではターゲットに逃げられたらダメ、といった実質的な時間の制限は残っているものの)、のんびりと遠回りしながら進めるということもできるようになりました。
どの「任務」をクリアしたらいいのか分からなければ、報酬が良いもの(竹簡や古銭など)を優先的にやればOKです。「依頼」は報酬が渋いので無視していいでしょう。


・武器
三國8は従来の無双シリーズと比べると、武器の集まりが非常に悪い。
その代わり、強力な武器の入手はだいぶ簡単になっています。ワタシの知る限り、無双シリーズで屈指の低難度かも。

詳しくは攻略サイトでも参考にして頂きたいのですが、大まかな流れは、古銭を集め、古銭蒐集家から竹簡(レシピ)をもらい、素材を集めて開発するだけです。
古銭は任務の報酬や釣り、強敵指定の山賊などから手に入り、素材もそれほど無理難題な入手難度のものはないようなので、獲得までの流れさえ理解してしまえばあっさり最強武器が手に入ってしまいます。

実際、知らず知らずの内に集まっていた古銭と素材だけでも、10種類くらいの最強武器が手に入ってしまいました。
意識して集めようとしたら、ものの数時間で最強武器をコンプリートすることも十分に可能でしょう。たぶん。


長くなったので続きはいずれ。